もう大晦日になってしまいましたが、今年一年をふりかえってみたいと思います。時間もないので箇条書きで…。
1.マショーのバラードを大量生産。気がつけば、年内に全43曲ヴァージョン違いのものも含めて MIDI と mp3 が up できていました。
さすがに毎週毎週MIDIを作っていると、MIDI製作に関してある境地に達しますね(笑)。余計なことをやらなくなるというか…。
うちの「ヴィンテージもの(笑)」の音源 SC-88 × 中世の世俗歌曲に関しては、効果的なポイントと限界が見えてきた気がします。
2.William Byrd の My Ladye Nevells Booke との出会いは感動的でした。
これには Myoushin さんに感謝です。
この曲集には一度、中世音楽を放りだしてでもじっくり取り組みたいですね。
あ、それから、今年のマイ・ベスト CDはグールドのバード、キボンズでした。
(中世のCDにこれというのがあまり無かった。)
3.ヨハネス・デ・ムリス著『計量音楽の書』の翻訳(のようなもの)は難航中です。どう決着をつけたものか、落しどころを探っています。
アルス・ノヴァの記譜法に関しては自分でまとめた方が早かったかも…。
4.MMLの有効活用が出来ていなくてごめんなさい…。来年はもう少し…。
来年の計画に関しては年が明けてから書くと思います。
それでは良いお年を。
2006年12月31日
2006年12月27日
The Early Music Show
先週、土日のBBC Radio3, The Early Music Show は、久々の本格的中世音楽のプログラム(14世紀、チョーサーの時代の音楽)で良いです。
興味のある方は是非どうぞ。今週中なら聴けます。
Chaucer 1
Chaucer 2
一日目は Gothic Voices の創始者 Christopher Page がゲストでした。(司会の Lucie Skeaping も Page も早口なので私にはかなり厳しかったです。)
この一日目では全盛期の Gothic Voices の演奏が沢山聴けました。
二日目は実は今まさに聴いてるところなのですが、チョーサーのカンタベリー物語の朗読の上に、 BGM に様々な中世音楽がたて続けに流れていて面白いです。
朗読の内容がもうちょっと理解できるときっと楽しいのだけど…現代英語訳でも厳しいですねぇ。
興味のある方は是非どうぞ。今週中なら聴けます。
Chaucer 1
Chaucer 2
一日目は Gothic Voices の創始者 Christopher Page がゲストでした。(司会の Lucie Skeaping も Page も早口なので私にはかなり厳しかったです。)
この一日目では全盛期の Gothic Voices の演奏が沢山聴けました。
二日目は実は今まさに聴いてるところなのですが、チョーサーのカンタベリー物語の朗読の上に、 BGM に様々な中世音楽がたて続けに流れていて面白いです。
朗読の内容がもうちょっと理解できるときっと楽しいのだけど…現代英語訳でも厳しいですねぇ。
2006年12月20日
Gothic Voises のソラージュ
イギリスのア・カペラ古楽グループ Gothic Voices の新譜 "The Unknown Lover - Songs by Solage and Machaut" が出てたので聴いてみました。
(上の Gothic Voices のサイトの Recordings のところで試聴できます。)
プログラムは、なんと、世界最初のソラージュ全曲録音です。(作者不詳だけどソラージュ作の可能性のあるものも含みます。それと軽めのマショーが数曲。)
ということで、ものすごく期待に胸を膨らませて聴きました。しかし…。
ちょっと残念な内容でした。
まず第一に、Gothic Voices にしては演奏がちょっと下手です。いや、一般的に言えば必ずしも下手な演奏では決してないのですが、あくまで「Gothic Voices にしては」です。
創設者の Christopher Page がいなくて古参メンバーが二人しか残っていないと、現ヒリアード・アンサンブルのメンバーでもある Steven Harrold が参加していてもこのレベルなのかという感じでした。
かつての、実は機械でやってるんじゃないかという精巧なア・カペラは見る影もない…と言っては言い過ぎですが、ちょっと残念でした。
二番目に、楽譜の解読にだいぶ疑問が残ります。特にムジカ・フィクタにはうなずけないところが多いです。機械的に「減5度は完全5度に修正」みたいなことをやっているように聴こえます。
それではだめじゃないかと……特にソラージュは…。
現代譜を作って歌っているのかどうかはわかりませんが、解読には音楽学者の Yolanda Plumley が関わっているようにライナーノートからは推測できます。
この人すごく興味深い仕事をしてる人なのですが、実践は苦手なのでしょうか。(←このパラグラフは完全に邪推です。)
結論としましては、かつての Gothic Voices ファンにはあまりお勧めできませんが、アルス・スブティリオール・ファンの人(そんな人どのくらいいるのだろう)には一枚のディスクでソラージュの全曲が聴けるというのはかなり魅力的かもしれません。
演奏も上のサイトで試聴してもらえばわかる通り、全くダメというわけではないですし…。
あ、上のサイトでもこれ以外の(もっと上手かったころの)ディスクも試聴ができますが、次の hyperion のページでも何曲か試聴できて、こっちの方が音質がいいみたいです。
hyperion の Gothic Voices のページ
(上の Gothic Voices のサイトの Recordings のところで試聴できます。)
プログラムは、なんと、世界最初のソラージュ全曲録音です。(作者不詳だけどソラージュ作の可能性のあるものも含みます。それと軽めのマショーが数曲。)
ということで、ものすごく期待に胸を膨らませて聴きました。しかし…。
ちょっと残念な内容でした。
まず第一に、Gothic Voices にしては演奏がちょっと下手です。いや、一般的に言えば必ずしも下手な演奏では決してないのですが、あくまで「Gothic Voices にしては」です。
創設者の Christopher Page がいなくて古参メンバーが二人しか残っていないと、現ヒリアード・アンサンブルのメンバーでもある Steven Harrold が参加していてもこのレベルなのかという感じでした。
かつての、実は機械でやってるんじゃないかという精巧なア・カペラは見る影もない…と言っては言い過ぎですが、ちょっと残念でした。
二番目に、楽譜の解読にだいぶ疑問が残ります。特にムジカ・フィクタにはうなずけないところが多いです。機械的に「減5度は完全5度に修正」みたいなことをやっているように聴こえます。
それではだめじゃないかと……特にソラージュは…。
現代譜を作って歌っているのかどうかはわかりませんが、解読には音楽学者の Yolanda Plumley が関わっているようにライナーノートからは推測できます。
この人すごく興味深い仕事をしてる人なのですが、実践は苦手なのでしょうか。(←このパラグラフは完全に邪推です。)
結論としましては、かつての Gothic Voices ファンにはあまりお勧めできませんが、アルス・スブティリオール・ファンの人(そんな人どのくらいいるのだろう)には一枚のディスクでソラージュの全曲が聴けるというのはかなり魅力的かもしれません。
演奏も上のサイトで試聴してもらえばわかる通り、全くダメというわけではないですし…。
あ、上のサイトでもこれ以外の(もっと上手かったころの)ディスクも試聴ができますが、次の hyperion のページでも何曲か試聴できて、こっちの方が音質がいいみたいです。
hyperion の Gothic Voices のページ
2006年12月16日
布袋さんの Sumer is icumen in
布袋 厚さんの一人多重録音による(ルネサンス)合唱曲のサイト
ルネサンス音楽の部屋 salle de musique renaissante
に、とうとう、「Sumer is icumen in 夏がやってきた」が up されました!
みなさま、是非聴いてみてください。
中世の曲が一人多重録音でネットに up されたのは、これが初めてのことかもしれません。(わかりませんが。)
それと、「まうかめ堂」のBBSにも少し書きましたが、この曲のオリジナル通りの演奏はヒリアード・アンサンブルのものを除いて私はほとんど知らないのですが、それがこのようにネットで誰でも聴けるようになったというのは、素晴しいことだと思います。
それにしても、構想から半年以上かかって完成とのこと、大変な作業に敬服いたします。
「まうかめ堂」のマショーのバラードみたいに、その日に楽譜をパラパラめくって曲を決めてから up するまでせいぜい4時間ぐらいというのとは大ちがいですね…。
ルネサンス音楽の部屋 salle de musique renaissante
に、とうとう、「Sumer is icumen in 夏がやってきた」が up されました!
みなさま、是非聴いてみてください。
中世の曲が一人多重録音でネットに up されたのは、これが初めてのことかもしれません。(わかりませんが。)
それと、「まうかめ堂」のBBSにも少し書きましたが、この曲のオリジナル通りの演奏はヒリアード・アンサンブルのものを除いて私はほとんど知らないのですが、それがこのようにネットで誰でも聴けるようになったというのは、素晴しいことだと思います。
それにしても、構想から半年以上かかって完成とのこと、大変な作業に敬服いたします。
「まうかめ堂」のマショーのバラードみたいに、その日に楽譜をパラパラめくって曲を決めてから up するまでせいぜい4時間ぐらいというのとは大ちがいですね…。