2007年01月21日

まうかめ堂ネコ化計画

menuetさんによって「まうかめ堂」はネコ化されました。

「中世猫のまうかめ堂」

「中世猫のまうかめ堂」の「ネコ gallery」って、ちょっと面白そうですね。
posted by まうかめ堂 at 19:54| Comment(2) | TrackBack(0) | 普通の日記

モーダル記譜法を達観する!?

「今年の重点領域はノートル・ダム楽派」と年始に宣言した通りに、Apelの記譜法の教科書を読みながら、クラウズラやオルガヌムの MIDI をちょこちょこと up しています。

やっぱり Apel の教科書は、よく読めばわかるようにきちんと書かれていますね。おかげで、段々モーダル記譜法がわかってきた気がします。

少なくともどういう順序で勉強すれば良いかはわかります。

第一段階:モーダル記譜法の基本ルールに従っているディスカントゥス部分。これは誰でもすぐにできます。

第二段階:同じくディスカントゥス部分で、モードが変わるときの連結部分や曲全体の終止部分などのコプラ。ここではモーダル記譜法がだいぶ broken な形で用いられています。ただ brokenとはいってもよく見ると原則の骨格は残っていることがわかることが多いので、「正確な解答」を得ることは不可能にしても、大体の見当は付きそうです。

第三段階:organum duplum (2声のオルガヌム)のオルガヌム部分。この部分は、テノールが聖歌を長く引き伸ばしている上で、ソリストの即興的に歌うような部分で、「モーダル記譜法のルールには必ずしも従っていない」というのが、おそらく、共通の見解でしょう。ただ、どの程度まで「必ずしも…ない」のかが問題でしょう。

モーダル記譜法の勉強しはじめの最初の段階では、たしかにこのオルガヌム部分は全くモーダル記譜法に見えなくても不思議でないのですが、第二段階のコプラの部分を読む経験を多少積んでからだと、かなり違った風に見えてくることがわかります。

すなわち、オルガヌム部分も結構、モーダルなんじゃないかと…。

ただ、Waiteの現代譜をもとにしたマンロウの演奏みたいに、オルガヌム部分もディスカントゥス部分みたいにカチッカチッとしたリズムで急速な三拍子だったというのは、だいぶ変な気がするので、そこはディスカントゥス部分とは違って、ソリストによってゆったり朗朗と歌われていたのだろうと思われます。

それで、以上のような仮説のもとに MIDI を作ってみたのが、昨日 up した Benedicamus Domino だったりします。一応。

(今日、音色を弦からいつもの木管に変えました。)

初期ポリフォニーの曲もそうだけど、楽譜の解読のしかたが確定してないような曲を実際に音にするというのは非常に厄介で、既存の演奏を真似るとか、何か仮設的な原則を作るとかしないと不可能ですね。

ノートル・ダム楽派の2声のオルガヌムについては、以前レオニヌスのオルガヌムを作りかけて挫折した経験があるのですが、今年はこんなかんじでいけないかなぁ…と少し思っています。
posted by まうかめ堂 at 18:27| Comment(4) | TrackBack(0) | 中世音楽

センター試験、世界史B

新聞で何気なくセンター試験の問題を見ていたら、世界史Bの最初の設問がサンチアゴ・デ・コンポステラに関するものでした。

いやはや、センター試験の問題で聖ヤコブ像の写真が拝めるとは思いませんでしたね(^^)。

でも実際の設問がどれもサンチアゴ・デ・コンポステラに直接関係するものでないというのはどうなんでしょうね?

特に問2。
「巡礼者や旅人」というタームにかこつけて、ここでコロンブスやクックについて聞くのはほとんど言い掛かりではないかと…。

受験生のみなさま、ごくろうさまです。

それから、後の方にクローヴィスの洗礼の様子を描いた絵が掲載されていますが、これはクローヴィスの時代のものではなくて、ずっと後の14世紀後半?の写本の中のものですね。
さすがに同時代のクローヴィスの肖像は無いのでしょうか。
posted by まうかめ堂 at 17:13| Comment(1) | TrackBack(0) | 普通の日記