数日前タワレコに行きました。クロード・エルフェの「夜のガスパール」のディスクはないかと思って行ったのですが、エルフェは見当たらず、で、かわりにポゴレリチを買って帰ったのですが、そこでリヒテルの少しあやしげなライブ録音のディスクを発見。
リヒテルの20世紀ピアノ曲の二枚組です。
一枚目はプロコやストラビで、まあ、その曲の並びは想像しうる範囲内でしたが、二枚目にはなんとウェーベルンやシマノフスキが収録されています。
で、このディスク、試聴できるようになっていて、しかもタワレコの店員さんもわかってますね、二枚目が聴けるようになってました。
おそるおそるウェーベルンを聴いてみると…。
こんな演奏はアリなんだろうか、一言でいうと「濃い!」
こんなに「感情豊か」にたっぷりな演奏は聴いたことがないです。
ウェーベルンの作品には楽譜の最後に作曲者自身による演奏時間の目安が書かれていることが多いのですが、大抵それは目安になっていません。つまり、作曲者の指定したテンポで演奏するとそんなにはかからないだろうという時間が書かれています。
この曲も三楽章合わせて10分と書かれていますが、7分前後で終わってしまうのが普通でしょう。
ところが、リヒテルは本当に10分でやってました。
ロマン派の曲でもそこまでやったら今では大仰だと言われるような演奏をウェーベルンでやってます。こちらの想像の範囲を見事に越えてましたね。
一体これは何なんだろうと考えてみるに、後期ロマン派からシェーンベルクを経てその先にウェーベルンがいると思ってそちらの側から(セリーの側からでなく)やるとこうなるのかなとも思いました。
でも、やりすぎではないかと…。面白いけど。
2008年02月03日
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