新年あけましておめでとうございます。
新年の MIDI です。
チコーニアの prolatio canon です.
3声のカノンですが, すべての声部が別々の「速さ」で進みます.
上の声部は下の声部の4倍速で進み, 真ん中の声部は下の声部の3倍速で進みます.
詳しくは次のサイトを見てください
Mathematical Medieval Music: "Popular" (?) Music from 14th Century Italy: Part 1 - Johannes Ciconia (c. 1370 - 1412), Canon "Le ray au soleyl"
(というか上のページから Youtube へリンクがはられていて、それを見ればはっきり言ってまうかめ堂の MIDI は不要です。)
今年もなんとか新年の MIDI を死守しました。
というわけで今年もよろしくお願いします。
2017年01月01日
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/178237762
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック
恐ろしく超絶技巧なカノン
Excerpt: どうしてもまうかめ堂さんの記事が気になったので・・・・ チコーニアの prolatio canon です. 3声のカノンですが, すべての声部が別々の「速さ」で進みます. 上の声部は下の声部の4倍速で..
Weblog: MENUET
Tracked: 2017-03-30 18:02
http://blog.sakura.ne.jp/tb/178237762
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック
恐ろしく超絶技巧なカノン
Excerpt: どうしてもまうかめ堂さんの記事が気になったので・・・・ チコーニアの prolatio canon です. 3声のカノンですが, すべての声部が別々の「速さ」で進みます. 上の声部は下の声部の4倍速で..
Weblog: MENUET
Tracked: 2017-03-30 18:02
掲示板がないのでこちらに失礼します。
「モーダル記譜法の解説2」の完成を心待ちにしてるのですが、予定はないのでしょうか。
「モーダル記譜法2」はいくつかの理由から頓挫してます。
待たないで下さい。
例えば Willi Apel の The notation of polyphonic music, 900-1600. の Modal notation のところを見てください。いまやネットで読めます。
https://openlibrary.org/books/OL6061557M/The_notation_of_polyphonic_music_900-1600.
oh my God.
対訳版でなくてもいいので、日本語で書いたものを・・・というわけにはまうかめ堂さんはとても忙しいので無理筋ですよね。
諦めることにします。
いつも頼み語ばかりですみませんm(__)m
モーダル記譜法のL-Bの場合、現代の音価で言うと比率は2-1となります。
B-Lの場合は1-2
それではL-B-B-Lの場合は2-1-1-2となるのが普通と思うのですが、解説ではalteratioが適応されて3-1-2-3となっています。
2-1-1-2とならないで、なぜそうなるのか教えて頂けないでしょうか。
本当に理解力が無くてスミマセン。
考え方として、テンプス3つ一組の「完全」の箱に
普通は3の長さだけど縮めれば2の長さにできるロンガと
普通は1の長さだけど引き伸ばせば2の長さにできるブレヴィスを詰めることをイメージすると良いように思います。
L-B が 2-1 を表すと思うのは不正確のように思われます。
何の制約も無ければ L-B は「完全」の2つの箱を使って 3-1 の長さを表すと考えられます。
L-B の後に L が続くなどの理由で、最初の L-B を一つの「完全」の箱に詰めなくてはならない状況になって初めて L-B が 2-1 の長さであることがわかります。
B-L も同様です。
さて L-B-B-B-L なら3つの「完全」の箱を使って自然に 3-1-1-1-3 の長さ並びになります。
一方 L-B-B-L は中世の人は L-B-B-B-L の B が一つ欠けたものと理解しているようです。
そこで足りない B 一つを補うために後ろの B をアルテラ化して 3-1-2-3 の長さの並びになります。
L-B-B-L によって 2-1-1-2 を表そうとすると何らかの細工が必要です。
モーダル記譜法でそういうことができるのかよくわかりませんが、計量記譜法では、最初の L-B と後ろの B-L の間に、そこが2つの「完全」の区切りであることを表す点(punctus)を入れると 2-1-1-2 の意味になります。
フランコ式記譜法の場合に、次のところにこのことの若干の説明を書きました。
http://maucamedus.net/franco/franco-ex01.html#single
(フランコ自身の説明では点の代わりに divisio modi と呼ばれる小さな垂線が用いられています。)
説明が親切で、なんとか理解できそうです。
あ。
遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。