皆様、またまた大変ご無沙汰しております。
さて、長年使ってきたPCの挙動が最近おかしくなってきました。
ときどきなんの前触れもなくフリーズします。(フリーズとはそういうものですが。)
おそらくハードの問題で、だいぶ長いこと使っているから無理もないかと思いつつ記録を調べてみたら、ほぼ8年間使い倒してきたことが判明しました。
まうかめ堂日記:CPU & マザーボード交換のはなし
このまま使い続けてある日お亡くなりになられるのはちょっと困るので、というのはこまめにバックアップは取っているものの、積んでるHDDが今はとんと見なくなったIDE接続で、前みたいにマザーが壊れたらぶっこ抜いて新しいマザーに挿せばいいという状況ではないからです。
(いざとなればIDE-SATA変換プラグなんてものもあるようですが、まあそれはそれで不安な感じです。)
というわけでPCを新調することにしました。
いくつか可能性を考えた結果、やはりというか結局というかDOS/V機を組み立てて、再びLinuxマシンにすることに…。
以下構成の記録です。
CPU: Intel Core i7-4970K
マザー: ASUS H97-PRO
メモリ: ADATA 4G x 2
CPU cooler: 刀4
HDD: Seagate バルク 2T
DVD: ASUS バルク
ケース: CORSAIR Carbide series 100R Silent
電源: くろしこ金500W
以上が新調したものです。
今回初めて電源を別に買い、CPU cooler なるものを初めて買いました。
グラフィックはいまのところ内蔵のもので済ませています。
十分いけてます。(グラフィックカードを新しく導入する以前に、ディスプレイが既に10年ものなのでこれを新しくしない限り新しいカードを買う意味がないというのがあります。)
それから最近のマザーの内蔵のサウンド機能も結構いけるなとおもいました。
でも、まだ長年使い続けている SoundBlaster Audigy 2 の方が若干音質が良いので、前PCからぶっこ抜いて新PCに挿しました。
(この SB Audigy も11年以上使っていることが判明。これからもどうぞ宜しく。そろそろマザーボードからただのPCIが消えつつあるので次は無いですね。残念ですが。)
入れるLinuxもそろそろ Ubuntu に乗り換えとも思ったのですが、これも結局慣れているからという理由で再び Debian に…。安定版の新バージョン Debian 8 Jessie がちょうど出たところなのでタイムリーといえばタイムリー???
新マシンが出来たところで命名です。
命名: guido.arezzo (グイード・ドット・アレッツォ、guido がPC名で arezzo はドメイン名)
ちなみに、これまでのPCの名前は
98年頃 Vine Linux 1.0: pynchon(ピンチョン)、pynchon.vineland
00年頃 Vine Linux 2.0?: machaut(マショー)、machaut.ars.nova
02年 Debian GNU/Linux 3.0 woody: dufay (デュファイ)
07年 Debian GNU/Linux 4.0-7(etch, lenny, squeeze, wheezy): ciconia (チコーニア)
でした。
2015年05月06日
2007年07月01日
MIDI 環境の整備
調整を進めている新マシン ciconia ですが、MIDI 関係のソフトのインストールがひとまず終わったので、全体の98%ぐらいの調整が完了したことになります。
以下そのお話です。
まず TiMidity++ は aptitude でパッケージを取ってきたら自動的に終了。
timidity は単体では音は鳴らないので、音源の GUS patch を入れる必要があります。これについては、以前から使っていた大量のストックがあるのでそれをそのまま使えば良いのですが、Debian ではその辺どうなってるのかと見てみると、あるじゃないですか、公式配布のフリーなパッチが…。
どうもこれのもともとの配布元はfreepats.opensrc.orgというところらしいです。
で、中身を見てみると、ところどころに抜けてる音色があって、GMの128音色全部が揃ってるわけではない…。
なるほど、過去にネット上に出回っていたパッチも、徹底的にライセンスを洗い出すと本当にフリーなものはこれしか残らなかったのかもしれませんね。
で、パッチもひとしきり試したりしつつ前から使ってたのをベースに一揃組みました。
というわけで、timidity はすぐにインストール完了。
さて、問題はいつもほんとに御世話になってるシーケンサ、STed2 が動いてくれるかです。
たしか woody のころまでは、これも Debian パッケージに入っていたのですが、STed2 自体は5年ぐらい前から新しいヴァージョンが出ていません。
果して Debian etch で動いてくれるでしょうか。
………
コンパイル自体はあっさりできました。
でも起動しようとすると Window が開けないみたいなエラーが出て止まります。
で、X 関係の部分のソースで当たりを付け、原因を探ってみたら、フォントの設定に失敗してるらしいことがわかりました。
Debian etch では、X が、XFree86 から X.Org に移行したので、その辺の関係かもしれません。面倒なのでかなり ad hoc な対応として、エラーを無視し、システムに存在することがあらかじめわかってるフォントを明示的に指定してやるようにソースを修正したらきちんと起動できました。
(何をどうしたかを書いてもいいのですが、たいしたことをやっておらず、有益な情報では無いのでやめときます。)
で、timidityを STed 経由で鳴らすこともあっさり成功、懸案のSTed2 は難なく使えるようになりました。
さて、これで後は Roland SC-88 をとりあえずシリアル経由でつなげて MIDI 環境の構築が完成です。
と、思って、PC の背面を覗いたら衝撃の事実が…。
シリアルポートが無い!!!
IDE だとか AGP だとかに気を取られていてシリアルポートが無かったことに今の今まで気づきませんでした(--;)。
これには笑うしかないです。
「そうかぁ、シリアルポートも無くなったんだぁ」とひとしきり遠い目をしてみた後、気を取り直して SoundBlaster から MIDI ケーブルをつなげました。
これで MIDI 関係は完成です。
(正確には STed2 が勝手に /dev/midi を初期化してしまうため、SC88につながってる MIDI A ポートがブロックされてしまう現象がありましたが、そこはやはりソースを適当に修正して望みどおりに動くようにしました。)
さて、これで「まうかめ堂」のコンテンツを製作する体制は完全に整いました。
手始めに何かちょっとした MIDI を作りましょうかね。
以下そのお話です。
まず TiMidity++ は aptitude でパッケージを取ってきたら自動的に終了。
timidity は単体では音は鳴らないので、音源の GUS patch を入れる必要があります。これについては、以前から使っていた大量のストックがあるのでそれをそのまま使えば良いのですが、Debian ではその辺どうなってるのかと見てみると、あるじゃないですか、公式配布のフリーなパッチが…。
どうもこれのもともとの配布元はfreepats.opensrc.orgというところらしいです。
で、中身を見てみると、ところどころに抜けてる音色があって、GMの128音色全部が揃ってるわけではない…。
なるほど、過去にネット上に出回っていたパッチも、徹底的にライセンスを洗い出すと本当にフリーなものはこれしか残らなかったのかもしれませんね。
で、パッチもひとしきり試したりしつつ前から使ってたのをベースに一揃組みました。
というわけで、timidity はすぐにインストール完了。
さて、問題はいつもほんとに御世話になってるシーケンサ、STed2 が動いてくれるかです。
たしか woody のころまでは、これも Debian パッケージに入っていたのですが、STed2 自体は5年ぐらい前から新しいヴァージョンが出ていません。
果して Debian etch で動いてくれるでしょうか。
………
コンパイル自体はあっさりできました。
でも起動しようとすると Window が開けないみたいなエラーが出て止まります。
で、X 関係の部分のソースで当たりを付け、原因を探ってみたら、フォントの設定に失敗してるらしいことがわかりました。
Debian etch では、X が、XFree86 から X.Org に移行したので、その辺の関係かもしれません。面倒なのでかなり ad hoc な対応として、エラーを無視し、システムに存在することがあらかじめわかってるフォントを明示的に指定してやるようにソースを修正したらきちんと起動できました。
(何をどうしたかを書いてもいいのですが、たいしたことをやっておらず、有益な情報では無いのでやめときます。)
で、timidityを STed 経由で鳴らすこともあっさり成功、懸案のSTed2 は難なく使えるようになりました。
さて、これで後は Roland SC-88 をとりあえずシリアル経由でつなげて MIDI 環境の構築が完成です。
と、思って、PC の背面を覗いたら衝撃の事実が…。
シリアルポートが無い!!!
IDE だとか AGP だとかに気を取られていてシリアルポートが無かったことに今の今まで気づきませんでした(--;)。
これには笑うしかないです。
「そうかぁ、シリアルポートも無くなったんだぁ」とひとしきり遠い目をしてみた後、気を取り直して SoundBlaster から MIDI ケーブルをつなげました。
これで MIDI 関係は完成です。
(正確には STed2 が勝手に /dev/midi を初期化してしまうため、SC88につながってる MIDI A ポートがブロックされてしまう現象がありましたが、そこはやはりソースを適当に修正して望みどおりに動くようにしました。)
さて、これで「まうかめ堂」のコンテンツを製作する体制は完全に整いました。
手始めに何かちょっとした MIDI を作りましょうかね。
2007年06月17日
Debian 日記
しばらくPCの調整等で本サイトの方を更新できなさそうなので、せめて日記を書くことにします。
CPU & マザーを交換したので Debian のkernelをアップグレードしたところまで書きました。
次は Debian を sarge から etch に上げるつもりでいたのですが、いくつかの理由から再インストールすることにしました。
前のマシンは potato のころから使っていて、potato -> woody -> sarge と dist-upgrade を繰り返してきたものだというのと、だいぶいろんなソフトを試しては捨てきれてないので、その辺一回リセットしてすっきりさせましょうということです。
それで、これまでの資産(主に home directory )を保ったままでどうやって再インストールするかです。
実はこうなることを見越してこれまで HDD を使っていたというのがちょっとあります。
内蔵の IDE の HDD が二台付いていて、マスターが最初から(5年半前から)付けてある Maxtor 40G, スレイブが後で買い足した Seagate 160G です。
システム本体はマスターに入っています。
で、Seagate 160Gは80Gずつ二つにパーティションを区切り、後ろの80Gに home directory でかさばる音声ファイル(wav,mp3)とかビデオ録画の動画ファイルなんかが放りこんでありました。
それで再インストールするにあたって、元のマスターにまたインストールするのはどうかと思うので、というのは使用年数から言って、次に壊れる可能性の高いのがこのマスターの Maxtor 40G だからですが、マスターとスレイブを入れ換えて、Seagate 160G の前半分に新たに Debian etch をインストールしました。
これで資産はそっくりそのまま、新システムに移行できました。
(HDDに余裕があったからできたことですが…。)
で、Debian etch、いいですね。
ウィンドウマネージャというかデスクトップの gnome がやたらと MS Win 風になってるのが気になるといえば気になるのですが、これなら Linux なんて触ったことない、しかも Debian なんて難しそうなんて人も全然OKですね。
で、後はPCを使えるように仕込む作業が残っているわけですが、それは私的には楽しい作業だけど、「まうかめ堂」的には更新が進まないのであまりありがたくないことになっているわけです。
とりあえず、先日キャプチャボードが動いたことでハードウェアは全て正常に動くようになったので、あとは諸々ソフトですね。
とりわけ MIDI 関連がまだ全く手つかずです。
TiMidity++ がまだなのと、ほんとにいつも御世話になってる STed2 がちゃんと動いてくれるのかが懸案です。
まあ、ぼちぼちやっていきましょう。
CPU & マザーを交換したので Debian のkernelをアップグレードしたところまで書きました。
次は Debian を sarge から etch に上げるつもりでいたのですが、いくつかの理由から再インストールすることにしました。
前のマシンは potato のころから使っていて、potato -> woody -> sarge と dist-upgrade を繰り返してきたものだというのと、だいぶいろんなソフトを試しては捨てきれてないので、その辺一回リセットしてすっきりさせましょうということです。
それで、これまでの資産(主に home directory )を保ったままでどうやって再インストールするかです。
実はこうなることを見越してこれまで HDD を使っていたというのがちょっとあります。
内蔵の IDE の HDD が二台付いていて、マスターが最初から(5年半前から)付けてある Maxtor 40G, スレイブが後で買い足した Seagate 160G です。
システム本体はマスターに入っています。
で、Seagate 160Gは80Gずつ二つにパーティションを区切り、後ろの80Gに home directory でかさばる音声ファイル(wav,mp3)とかビデオ録画の動画ファイルなんかが放りこんでありました。
それで再インストールするにあたって、元のマスターにまたインストールするのはどうかと思うので、というのは使用年数から言って、次に壊れる可能性の高いのがこのマスターの Maxtor 40G だからですが、マスターとスレイブを入れ換えて、Seagate 160G の前半分に新たに Debian etch をインストールしました。
これで資産はそっくりそのまま、新システムに移行できました。
(HDDに余裕があったからできたことですが…。)
で、Debian etch、いいですね。
ウィンドウマネージャというかデスクトップの gnome がやたらと MS Win 風になってるのが気になるといえば気になるのですが、これなら Linux なんて触ったことない、しかも Debian なんて難しそうなんて人も全然OKですね。
で、後はPCを使えるように仕込む作業が残っているわけですが、それは私的には楽しい作業だけど、「まうかめ堂」的には更新が進まないのであまりありがたくないことになっているわけです。
とりあえず、先日キャプチャボードが動いたことでハードウェアは全て正常に動くようになったので、あとは諸々ソフトですね。
とりわけ MIDI 関連がまだ全く手つかずです。
TiMidity++ がまだなのと、ほんとにいつも御世話になってる STed2 がちゃんと動いてくれるのかが懸案です。
まあ、ぼちぼちやっていきましょう。
2007年06月16日
キャプチャボード GV-MVP/RX を Debian (etch)で動かす
二年半ぐらい前からちょっとテレビを録画したりするのにI-O DATAのキャプチャボードGV-MVP/RXを使っています。
以前は Debian sarge で、ぱ研さんの開発始めのころのだいぶ前のドライバを使っていたのですが、今回 Debian を etch にしたので、ドライバを入れ直す必要がでてきました。
ぱ研さんのドライバは既にivtv 本家の方にマージされていたのでそちらからドライバを取ってきてビルドしたのだけど、映像はきちんと映るのだけど音声が高音でゴニョゴニョ言っててどうもおかしい…。
それでぱ研さんの過去ログを見て、macmil_co_jpさんのサイトで配布されてるパッチを使ったらバッチリ動きました。
(一体なにが起きていたのかについてはぱ研さんの過去ログ2006後半を見てみてください。)
以下なにをどうしたのかをメモっておきます。
まず私の環境は以下のようです。
諸事情あって再インストールしたのでほとんどまっさらな状態です。
まずivtv 本家の方からとりあえず最新版 ivtv-0.10.3.tar.gz を落としてきます。
あとコンパイルのためには Debian パッケージの g++ と linux-kernel-headers が要ると思います。
さて、前述のmacmil_co_jpさんのサイトから saa7115p.tar, tvaudiop.tar, kb10-082.tar の三つをダウンロードします。(そこでも書かれているとおり .tar はダミーです。)
それで適当なところで ivtv-0.10.3.tar.gz を展開。上の三つのファイルをコピーします。
あとは ivtv-0.10.3 のディレクトリに降りて make, make install でOKだと思います。
あ、ファームウェアのインストールがまだの人はこちらから拾ってきてインストールしましょう。
そしてロード。
ためしに 1ch を見てみましょう。
まず v4l2-ctl で video standard を NTSC-J にします。(日本にいるなら。)次に ivtv-tune で周波数を日本の1ch に合わせます。
これできっと見れます。
で test.mpg に録画されれば成功です。
最後に。
ドライバを作って下さった方々に感謝です。
Deo gracias Amen!
以前は Debian sarge で、ぱ研さんの開発始めのころのだいぶ前のドライバを使っていたのですが、今回 Debian を etch にしたので、ドライバを入れ直す必要がでてきました。
ぱ研さんのドライバは既にivtv 本家の方にマージされていたのでそちらからドライバを取ってきてビルドしたのだけど、映像はきちんと映るのだけど音声が高音でゴニョゴニョ言っててどうもおかしい…。
それでぱ研さんの過去ログを見て、macmil_co_jpさんのサイトで配布されてるパッチを使ったらバッチリ動きました。
(一体なにが起きていたのかについてはぱ研さんの過去ログ2006後半を見てみてください。)
以下なにをどうしたのかをメモっておきます。
まず私の環境は以下のようです。
Debian GNU/Linux 4.0 (etch, amd64)
kernel: linux-image-2.6-amd64 2.6.18+6
諸事情あって再インストールしたのでほとんどまっさらな状態です。
まずivtv 本家の方からとりあえず最新版 ivtv-0.10.3.tar.gz を落としてきます。
あとコンパイルのためには Debian パッケージの g++ と linux-kernel-headers が要ると思います。
# apt-get install g++ linux-kernel-headers
さて、前述のmacmil_co_jpさんのサイトから saa7115p.tar, tvaudiop.tar, kb10-082.tar の三つをダウンロードします。(そこでも書かれているとおり .tar はダミーです。)
それで適当なところで ivtv-0.10.3.tar.gz を展開。上の三つのファイルをコピーします。
$ tar xzvf ivtv-0.10.3.tar.gz
$ cp saa7115p.tar ivtv-0.10.3/i2c-drivers/saa7115.c
$ cp tvaudiop.tar ivtv-0.10.3/i2c-drivers/tvaudio.c
$ cp kb10-082.tar ivtv-0.10.3/i2c-drivers/Kbuild
あとは ivtv-0.10.3 のディレクトリに降りて make, make install でOKだと思います。
# cd ivtv-0.10.3
# make
# make install
あ、ファームウェアのインストールがまだの人はこちらから拾ってきてインストールしましょう。
そしてロード。
# depmod -a
# modprobe ivtv
ためしに 1ch を見てみましょう。
まず v4l2-ctl で video standard を NTSC-J にします。(日本にいるなら。)次に ivtv-tune で周波数を日本の1ch に合わせます。
$ v4l2-ctl -s ntsc-j
$ ivtv-tune -tjapan-bcast -c 1
これできっと見れます。
$ cat /dev/video0 > test.mpg
で test.mpg に録画されれば成功です。
最後に。
ドライバを作って下さった方々に感謝です。
Deo gracias Amen!
2007年06月10日
CPU & マザーボード交換のはなし
先週の某日の深夜、自宅の Debian PC (通称 "dufay")の X window が突如落ち、 CPU がらみのエラーを吐いてフリーズしました。
mplayer が悪さをしたかと思いながら、再起動をかけようとするも、BIOS すら起ち上がらないのでかなり焦りました。
それで、何度かトライするうちにDebianのブートローダーまで到達することもあったけど、結局最後には何も起こらなくなってしまいました。(真っ暗な画面なままでキー入力等を全く受けつけない…。)
さてどうしたものか。
おそらく5年半使い倒したマザーボードが壊れたのでしょう、ということで、ちょうどいい機会なので思いきってマザーボードとCPUを新調することにしました。
(まぁ自作DOS/Vの強みでしょうか。)
というわけでアキバへGo。
最近一部で話題の「らーめん缶」の自販機が「完売御礼」で売り切れてるのをチェックした後、T-ZONE, ドスパラ、クレバリーあたりで物色、さすがに五年も経つとマザーボードの状況もえらく変わると次の二点で痛感しました。
一つは、もはやHDDの接続はSereal ATAが主流でIDEポートが一つしか付いてないボードが大半ということにちょっとびっくり。まぁでもこれは何年も前からわかってたことですが…。
もう一つは(グラフィックカードを付ける) AGP ポートが無くなっていて、みんな PCI EX16 になっていたことです。依然 AGPのグラフィックカードは売っているのだけれど新しいマザーにはAGP ポートが無いということになっていました。
これにはちょっと参りました。結局グラフィックカードも買うことに…。
それと、最近のパーツは軒並発熱が多いということで、きちんとファン付きのケースも買うことにしました。
結局、次のようなパーツを揃えました。
CPU: AMD Athron64 X2 4200+
Motherboard: ASUS M2V
Memory: Hynix DDR2 1G x1
Graphiccard: ELSA GLADIAC 573 (GeForce 7300LE)
適当なケース
メモリー以外は全部リテールものを買いましたが、グラフィックカードはバルクでも良かったかなとも…。あとメモリーは500M二枚にすべきだったかとも…。
まあでも良しとしましょう。
で、早速組み立て。前のPCからHDD, DVD/CD drive, サウンドカード等を引っこ抜いて付けかえです。それにしても、CPUの取り付けも以前に比べて楽になりましたね。
で、起動。
さすがは Debian です、CPUとマザーを交換したぐらいでは、何事もなかったように普通に動きます。
ただグラフィックカードも新しくしたので、X window はドライバを新しくしないと動きません。nvidiaのサイトからドライバを落としてきてモジュールを取り換えたらX window もあっさり動きました。
良い時代になったものです。
さて、「普通に動く」とは言うものの、ただ動くだけでは折角の新CPUが泣きます。
というわけで、なんと二年ぶりに kernel を upgrade することにしました。(いままでサボっていただけですが…。)
本当は Debian も sarge から etch に上げたいところですが、順を追ってということで、まずは kernel を 2.4.24 から 2.6.8 へ。
最初、kernel 2.6.8 を binary image で持ってきたのだけど何故か kernel panic を起こして止まるので、ソースからコンパイルすることになりました。
それで、適当に設定してほどなく動きましたが、一つだけ問題が…。マザーボード上の storage 制御の VT8237A というチップが認識されていない…。
何が困るかというと、これだと IDE devise が DMA 転送をしてくれないので、HDDの読み書きでCPU 負荷&時間がだいぶかかることです。
で、検索かけまくって調べたところもっと新しいカーネルなら大丈夫そうでしたが、面倒なのでとあるフォーラムの記事を参考にソースを二行ほど修正したらきちんと動き始めました。
すると前のマシンにくらべ、無茶苦茶速く感じますね。
というわけで、一段落したところで新しいマシンに名前を付けましょう。
命名:ciconia (チコーニア)
ちなみに、これまでの Linux machine の名前は
98年頃 Vine Linux 1.0: pynchon(ピンチョン)、pynchon.vineland
00年頃 Vine Linux 2.0?: machaut(マショー)、machaut.ars.nova
02年 Debian GNU/Linux 3.0 woody: dufay (デュファイ)
でした。
mplayer が悪さをしたかと思いながら、再起動をかけようとするも、BIOS すら起ち上がらないのでかなり焦りました。
それで、何度かトライするうちにDebianのブートローダーまで到達することもあったけど、結局最後には何も起こらなくなってしまいました。(真っ暗な画面なままでキー入力等を全く受けつけない…。)
さてどうしたものか。
おそらく5年半使い倒したマザーボードが壊れたのでしょう、ということで、ちょうどいい機会なので思いきってマザーボードとCPUを新調することにしました。
(まぁ自作DOS/Vの強みでしょうか。)
というわけでアキバへGo。
最近一部で話題の「らーめん缶」の自販機が「完売御礼」で売り切れてるのをチェックした後、T-ZONE, ドスパラ、クレバリーあたりで物色、さすがに五年も経つとマザーボードの状況もえらく変わると次の二点で痛感しました。
一つは、もはやHDDの接続はSereal ATAが主流でIDEポートが一つしか付いてないボードが大半ということにちょっとびっくり。まぁでもこれは何年も前からわかってたことですが…。
もう一つは(グラフィックカードを付ける) AGP ポートが無くなっていて、みんな PCI EX16 になっていたことです。依然 AGPのグラフィックカードは売っているのだけれど新しいマザーにはAGP ポートが無いということになっていました。
これにはちょっと参りました。結局グラフィックカードも買うことに…。
それと、最近のパーツは軒並発熱が多いということで、きちんとファン付きのケースも買うことにしました。
結局、次のようなパーツを揃えました。
CPU: AMD Athron64 X2 4200+
Motherboard: ASUS M2V
Memory: Hynix DDR2 1G x1
Graphiccard: ELSA GLADIAC 573 (GeForce 7300LE)
適当なケース
メモリー以外は全部リテールものを買いましたが、グラフィックカードはバルクでも良かったかなとも…。あとメモリーは500M二枚にすべきだったかとも…。
まあでも良しとしましょう。
で、早速組み立て。前のPCからHDD, DVD/CD drive, サウンドカード等を引っこ抜いて付けかえです。それにしても、CPUの取り付けも以前に比べて楽になりましたね。
で、起動。
さすがは Debian です、CPUとマザーを交換したぐらいでは、何事もなかったように普通に動きます。
ただグラフィックカードも新しくしたので、X window はドライバを新しくしないと動きません。nvidiaのサイトからドライバを落としてきてモジュールを取り換えたらX window もあっさり動きました。
良い時代になったものです。
さて、「普通に動く」とは言うものの、ただ動くだけでは折角の新CPUが泣きます。
というわけで、なんと二年ぶりに kernel を upgrade することにしました。(いままでサボっていただけですが…。)
本当は Debian も sarge から etch に上げたいところですが、順を追ってということで、まずは kernel を 2.4.24 から 2.6.8 へ。
最初、kernel 2.6.8 を binary image で持ってきたのだけど何故か kernel panic を起こして止まるので、ソースからコンパイルすることになりました。
それで、適当に設定してほどなく動きましたが、一つだけ問題が…。マザーボード上の storage 制御の VT8237A というチップが認識されていない…。
何が困るかというと、これだと IDE devise が DMA 転送をしてくれないので、HDDの読み書きでCPU 負荷&時間がだいぶかかることです。
で、検索かけまくって調べたところもっと新しいカーネルなら大丈夫そうでしたが、面倒なのでとあるフォーラムの記事を参考にソースを二行ほど修正したらきちんと動き始めました。
すると前のマシンにくらべ、無茶苦茶速く感じますね。
というわけで、一段落したところで新しいマシンに名前を付けましょう。
命名:ciconia (チコーニア)
ちなみに、これまでの Linux machine の名前は
98年頃 Vine Linux 1.0: pynchon(ピンチョン)、pynchon.vineland
00年頃 Vine Linux 2.0?: machaut(マショー)、machaut.ars.nova
02年 Debian GNU/Linux 3.0 woody: dufay (デュファイ)
でした。