2007年08月14日

「まうかめ堂」の終焉

最近気づいてしまいました。
「中世音楽のまうかめ堂」というサイトは、私の中で既にその役目を終えていたということに…。

なんというか、モードが変わったと言いますか、まうかめ堂のコンテンツは全て捨ててしまって良い気がしてきました。

中世音楽に対する関心が薄まったわけでは全くないのですが、そろそろMIDIを作ったり、中世音楽について何かを書いてみたりということを卒業してもいい頃合かな、と思っているのです。

そういうわけなので、すぐにでもサイトを閉じてしまっても良いのですが、ごく稀によそ様のサイトからリファーされてることもあるのでとりあえず現在の状態は維持しつつ、内部構成を少し変えることにしました。

・翻訳(のようなもの)以外の文書は捨てます。ただ一応辿れるように雑文のページの片隅に放りこんでおくことにしました。

・MIDIはそのままにしておきます。ただどんな曲についてもMIDIを作成することへの意欲と関心はもうあまりないので、新しいMIDIが作られることはないかもしれません。

・BBSは閉じることにしました。この日記もいずれ閉じるつもりです。


で、今後の活動は次の二点にしぼりたいと思います。


1.やりかけの翻訳(のようなもの)をとりあえず終結させる。

2.楽譜の校正の精度を上げる。


ま、結局まうかめ堂の内容で多少なりとも意味があると判断したのはこの二つだけということです。

そして、その先のことは未定です。新しい transcription を作りはじめるのか、新しい論文を読みはじめるのか、はたまた他のことをはじめるのかは、未定です。
posted by まうかめ堂 at 21:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 「まうかめ堂」の日記

2007年01月01日

新年明けましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。
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(今年の年賀状はパッと見、意味不明です(^^;。ガストン・フェビュスの『狩りの書』でいのししを探したらこうなりました。)

さて、今年の抱負です。

まず、去年からの宿題がいろいろあるのですが、それはおいおい片付けていくことにします。

それで、今年の重点領域はノートル・ダム楽派の予定です。最終目標はペロタンのMIDIを数本作ることですが、そのために、いろいろ勉強しなければなりません。去年のマショーなど、14世紀ぐらいになると誰が楽譜を読んでも大体、大体、同じ結果になるのですが、12世紀ではまったくそうでない……しかもほとんどどう歌っていたのかわからない初期ポリフォニーと違って、ノートル・ダム楽派ではモーダル記譜法という目安となるものがあるので、これは一通り勉強しないといけません。
まあ、「勉強」してわかるものでもないのかもしれませんが…。

そういうわけで今年は更新が極めて緩慢になるかもしれません。
posted by まうかめ堂 at 02:24| Comment(3) | TrackBack(0) | 「まうかめ堂」の日記

2006年12月31日

今年一年をふりかえる(2006)

もう大晦日になってしまいましたが、今年一年をふりかえってみたいと思います。時間もないので箇条書きで…。

1.マショーのバラードを大量生産。気がつけば、年内に全43曲ヴァージョン違いのものも含めて MIDI と mp3 が up できていました。
さすがに毎週毎週MIDIを作っていると、MIDI製作に関してある境地に達しますね(笑)。余計なことをやらなくなるというか…。
うちの「ヴィンテージもの(笑)」の音源 SC-88 × 中世の世俗歌曲に関しては、効果的なポイントと限界が見えてきた気がします。

2.William Byrd の My Ladye Nevells Booke との出会いは感動的でした。
これには Myoushin さんに感謝です。
この曲集には一度、中世音楽を放りだしてでもじっくり取り組みたいですね。

あ、それから、今年のマイ・ベスト CDはグールドのバード、キボンズでした。
(中世のCDにこれというのがあまり無かった。)

3.ヨハネス・デ・ムリス著『計量音楽の書』の翻訳(のようなもの)は難航中です。どう決着をつけたものか、落しどころを探っています。
アルス・ノヴァの記譜法に関しては自分でまとめた方が早かったかも…。

4.MMLの有効活用が出来ていなくてごめんなさい…。来年はもう少し…。

来年の計画に関しては年が明けてから書くと思います。

それでは良いお年を。
posted by まうかめ堂 at 01:57| Comment(1) | TrackBack(0) | 「まうかめ堂」の日記

2006年08月20日

「まうかめ堂標準化計画」

いわゆる「アクセシビリティーの向上」を目指し、「まうかめ堂」のソースを HTML から XHTML に書きかえようかと思い、『Web標準の教科書』という本を読みました。

分厚いですが、なかなか面白いことがいろいろ書いてある本でした。
いくつかいままで知らずに、そのために衝撃的なこともありました。例えば、「blockquote 要素はブロックレベル要素だけども、直接インライン要素やテキストを含むことができない」というのにはちょっと驚きました。考えてみればそれはそうなんですけどね…。

また、HTMLが mark up language であるということの本義は、おそらくあまり理解されていないのだろうなと思いました。

というより、もう既にインターネットにおいて HTML は別のものに姿を変えている可能性も大きいようにも思います。

それで結論としては、「まうかめ堂」の XHTML 化は時期尚早。
もう一年ぐらい様子を見ようかと思います。

ただ文字コードを euc-jp から UTF-8 に変更するぐらいはやってもいいかもしれないですね。その方が「まうかめ堂」のようにヨーロッパ諸語と日本語が混在する状況では自然かもしれないです。(ウムラウトとか。)

ところで UTF-8 には古&中英語の yogh yoghは入っているのでしょうか?

thorn þと eth ðは Latin 1 characters に入っているので今のままでもすぐ出せるのですが何故か yogh だけ無いんですね。


それと「標準化」ということに関しては、それが絶対的に「善」であるということではないように見えますね。
というか、XHTML1.0 Strict とかXHTML1.1の柔軟性の無さ(少くとも私にはそう見える)は悪い方向に働きかねないようにも見えます。

それと「構造と視覚表現の分離」ということ。言わんとすることは理解できますが本来はこの二つは不可分なものではないかと…。

まあでも、html文書を書くこと、楽譜を書くこと、MIDI dataを作ること、この三つは共通の悩ましい状況に直面しているわけですね。
つまり作る人とそれを実際に表現する人(機械)が別であるという…。

すくなくとも、あるいはおそらく、W3C で規格を作ってる人たちは、HTML が「西洋中世の音楽を MIDI と mp3 データと解説文と譜例などによって紹介するウェブサイト」を構築するのに用いられる、なんてことを実際的には想定していないだろうなという気もします(笑)。

実際にどう使われるかよりは mark up language であることの方に重きが置かれているのでしょう。そのことの大きなメリットも理解できますが…。

ぶっちゃけ、一番の不満は、画像データはともかくとして、音声データや動画データなんかを文書内に置くことに対する実際的な配慮が十分でないように思えることです。将来的にはこれら全てを object 要素で統一的に扱えるように考えてるようなのですが、この辺もっときちんとやってもらわないと…。なんというか実際の取り扱い方に関してはブラウザに丸投げみたいなことだと、私としては使いようがありません。

段々考えることに疲れてきたので唐突に結論。
「何もかも Microsoft が悪い」(笑)。
posted by まうかめ堂 at 02:13| Comment(3) | TrackBack(0) | 「まうかめ堂」の日記

2006年06月04日

雑々

今年は、先月までバタバタに忙しく、なかなか日記にまで手がまわらずに、ずいぶんと久しぶりですが、ようやく少し余裕がでてきたので、また、いろいろ書いておきたいことも出てきたので、手始めとして、トピックだけここに並べておきたいと思います。

中世音楽について
1.マショーのバラードを20曲弱、作ってみての感想。
2.「カペラのマショー」revisited (CDの感想)
3. ヒリアード・アンサンブルの出てるペロタンDVDの感想。

それ以外のこと
4.無声映画末期の subtilitas について。(まうかめ堂、1920年代後半の、欧州の監督による無声映画に驚倒するの巻。)
5.吸血鬼映画論のようなもの。

とまあこんな感じですが、少なくともここにメモっておかないと書かずじまいになる可能性があるので…。
(メモっておいてもそうなるかも…。)
posted by まうかめ堂 at 02:36| Comment(4) | TrackBack(0) | 「まうかめ堂」の日記

2006年03月25日

近況(ちょっと長いです)

みなさま、こちらではほんとに御無沙汰です。

なかなか、マショーを月4曲ペースで作ろうとすると、そちらにエネルギーを取られて日記を書くところまでエネルギーが回りませんね(^^;)。

そのマショーはそれなりに快調に量産しています。
とにかく土日など休日の午後が数時間空いていて、なおかつ気力体力が残っていたら一曲作り、できるだけ5時間以内に up する、などというノルマを密かに課していたりするのですが、それなりにこれが続けられているのはマショーが面白いからですね。(まあ、今月に入ってちょっとバテましたが…。)

とにかく up するところまでパパッと行ってしまうのが一番効率が良いようです。
そうすればあとはその週に暇な時に少しずつ調整していくというので、まうかめ堂的に「まあこれでよかろう」という水準に持っていけます。
だから、最初に up してから一週間ぐらいは秘かに何回もデータが差し換えられてます。

それにマショーは「こりゃ駄作だ」っていうのが今のところ見当たりませんね。
一見すると???に思える曲も、よくよく見てみると凄いアイデアが二つ三つ平気で入ってたりするので侮れません。

また、二番まで繰り返すというスタイルも定着しました。一回目はオーソドックスに曲を聴かせて、二回目はできるだけ遊ぶ、というのが作りやすいバランスです。

というわけで、マショーはしばらく続きます。(でも年内にバラード全曲は難しいか…。)

さて、以下その他の近況報告です。

1.Kinokuniya BookWebで中世音楽関係の本を検索していたら、Saint Martial & Santiago de Compostela の polyphony の T. Karp という人による新しい edition の古書がごろごろ転がっているのを見付けました。

The Polyphony of Saint Martial and Santiago De Compostela (2 Volumes)

新品は二巻セットで160ドルぐらいするみたいですが、状態が Fine で5000円ちょっとのものがあって、それを購入、たしかに Fine な状態のそれもこの値段でいいのっていう立派なものが来ました。すごく得した気分です。

中身を見てさらに、びっくり!何をどうびっくりしたのかは、長くなるので別の機会に…。きっと賛否両論わかれるような transcription で、おそらく否定派の方が多いんじゃないかと思うけど、一見したところとても首尾一貫した仮説に基いていて、まだ良く見れていないけれども、いくつかの曲はかなり説得力のあるように見えます。

というわけで近々、Congaudeant catholici の第七の version の MIDI が作られることとなるでしょう。


2.ネットで見付かる規模の大きい free music sheet archive のサイトの一つ、WIMAのエディターの方からじきじきにメールを頂き、二つのお願いがあるとのこと。

ひとつは、WIMA から Atrium Maucamedi にリンクをはらせてほしいということで、もう一つは「まうかめ堂」の transcription を掲載させてほしいとのことでした。

リンクはもちろん歓迎でしたが、掲載に関しては校正が十分でないこともあってちょっと迷いました。でも、向こうからじきじきということなので OK することにしました。
順次掲載されていくようです。現時点ではマショーの Ma fin est mon commencement がまうかめ堂の MIDI とともに掲載されています。

「ああ、この MIDI を作りなおしておくんだった」と後悔したものの、エディターの人からは、 I want to congratulate you for the high quality of the Machaut MIDI file. と言われちょっと微妙に赤面。 ホームページを公開しているのって実はすごく恥ずかしいことをしてるのかもと…。

また、リンクをはられてから「まうかめ堂」の英語のトップページへのアクセスが急増しました。さすがは有名サイトです。このところ日本語のトップページより英語の方がアクセス数が多いです。


3.これは多分 2. の影響か。
今度はwww.ninenote.comというところのエディターの人からメールを頂き、「"Stella splendens in monte"の最初の20小節をうちの recorder e-book に掲載させてほしい、credit するから」とのこと。

これも、断わる理由は無いので OK し、リコーダー用にいくつか modify した方がいいと思うことを返事に書いたら、さっきさらにその返事が楽譜のサンプルとともに返ってきて、さすがはプロの仕事です、本当にうまいことちょっとしたアレンジを入れて使っています。

それなら、わざわざ私を credit しなくても良いように思うのですが、その「ちょっとしたアレンジ」が、実はまうかめ堂の MIDI に inspire されたもののようなので、そこがこのエディターの人の誠意なんだろうなと思いました。


それにしても、ネットってある日突然回路が開くものですねぇ。
迂闊なことはできませんね。本当に。
posted by まうかめ堂 at 03:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 「まうかめ堂」の日記

2006年01月01日

新年あけましておめでとうございます。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。
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さて、唐突ですが、今年の抱負を述べさせて頂きます。

まず MIDI の「重点領域」はマショーのバラードです。年末に作ったぐらいのフットワークの軽い MIDI をポンポンと作れたらと思っています。月平均3.3曲ぐらい作ると一年でバラード全曲できますね。でも、そんなにうまくいかないと思いますが…。一つのことばかりやってると飽きるので他のことも始めたりしますし…。

まあとにかく、今年はマショーのバラードということで。

それとリンクさせる形でヨハネス・デ・ムリスの『計量音楽の書』の翻訳を進めて、アルス・ノヴァの記譜法についてのページなぞ作れたらいいな、と考えております。

それから、MIDI gallery のページがだいぶ巨大になってきたので、再編成したいなとも考えています。また、少なくとも曲名の日本語訳ぐらいは付けた方が良いかという気になってきました。「まうかめ堂」に並んでいるような曲は、タイトルの定まった日本語訳が無いものがほとんどで、私自身、コンサートなどのプログラムで日本語の題だけ書かれてもどの曲かわからないという経験をしばしばするので、原題一辺倒でやってきたのですが、やはりそれではちとサービスが悪いかと…。

また各曲に一言づつコメントを付けられると良いのですが、これはなかなか難しいですね。

まあ、今年はそんな感じのことを念頭においてゆるゆるやっていきたいと思います。

posted by まうかめ堂 at 01:20| Comment(2) | TrackBack(0) | 「まうかめ堂」の日記

2005年12月31日

今年一年を振り返ってみたりする。

いやはや年の瀬であります。

2005年を振り返ってみるに、一時家族の入院など心配なこともありましたが、なかなか充実した一年でした。

物事が良く回っていて、ある意味ちょうど良い忙しさで、その煽りで「まうかめ堂」の方も存外、更新が進んだというのが良かったですね。

というわけで、今年の更新の結果を並べてみます。


MIDI & mp3
1/2 Dufay: Je requier a tous amoureux, MIDI
1/13-16 Calixtinus: Nostra phalans, MIDI mp3
1/31 Machaut: Kyrie ,MIDI mp3
4/25 Dufay: Gloria ad modum tubae, MIDI mp3 transcription
5/3 Lorenzo da Firenze: Da, da a chi avareggia, MIDI mp3
5/28 English Dance, MIDI mp3
6/20 Solage: Joieux de cuer, (revision) MIDI mp3
6/29 St. Godric: St. Nicholas, MIDI mp3
7/9 Llibre vermel: O virgo splendence, (revision) MIDI mp3
8/9 Johannes Cuvelier: Se Galaas, MIDI mp3 transcription
9/9 Jehannot de Lescurel: A vous, douce debonaire, MIDI
9/25 Johannes Ciconia: Dolce fortuna, MIDI
10/1 Johannes Ciconia: Con lagrime bagnando me, MIDI
10/16 Johannes Ciconia La fiamma del to amor, MIDI mp3
11/26 Le Roman de Fauvel: Favellandi vicium, Mundus a mundicia, Super cathedram/Presidentes/Ruina, MIDI
12/12 Machaut: Ne pensez pas, MIDI
12/17 Machaut: Dous amis, MIDI
12/25 Aquitanian polyphony: Jubilemus, exultemus, MIDI mp3

その他、解説文章など
5/8「MIDI & mp3 セレクション」のページ
6/8 「スタンコお嬢さん撰 MIDI gallery」
8/1 移転 & 独自ドメイン maucamedus.net での運用開始!
11/3 ケルンのフランコ著『計量音楽論』の翻訳、ひとまず最後までたどりつく
11/7-29 「フランコ式記譜法の解説」
12/18 ヨハネス・デ・ムリス Johannes de Muris 著『計量音楽の書』 Libellus cantus mensurabilis の翻訳開始

「中世以外の音楽のまうかめ堂」の更新
3/23-4/4 バルトーク:ミクロコスモス第五巻より六曲
10/30 エリック・サティ:『スポーツと気晴らし』から第10曲ゴルフ、第14曲ピクニック


内容に関しては、今年はあまり核となることがありませんでしたね。強いて言えばフランコか…。

来年はテーマを絞って重点的にやれればいいななどと考えております。

それでは、みなさま、よいお年を。
posted by まうかめ堂 at 02:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 「まうかめ堂」の日記

2005年12月23日

Leonin: Viderunt omnes に 対して敗北宣言

クリスマスに向けて、それっぽい MIDI でも作ろうと思い、レオニヌスの VIderunt omnes を作りかけましたが、挫折しました。

理由は、前に「Tonus Peregrinus のレオナン/ペロタン」のところでちらっと関連することを書きましたが、ディスカントゥス部分以外のところの記譜がモーダル記譜法の規則に厳密に従っていないため、その部分のリズムの処理をどうして良いかわからないことです。

いくつか仮説を立てて解決を試みるも、どうもしっくり来ません。
もうすこし勉強してから出直しましょう。

参考になりそうなものは、実践的には「定量リズム」による単旋聖歌の演奏とか、とりわけアンサンブル・オルガヌムなど、理論的には Rudolf Flotzinger: Leoninus musicus という本、あたりでしょうか。

レオニヌスのものとされる2声のオルガヌムは、モーダルの理論が確立する前から建て増しされてきた amalgamated な音楽ということになります。
以前には、「オルガヌム部分+ディスカントゥス部分+聖歌の部分」という三重のテクスチュアからなる音楽かと思っていたのですが、どうもファクシミリをみているとそれは間違いで、オルガヌム部分がさらにモーダルな部分とそうでない即興的に見える部分に少くとも分けられる、四重あるいはそれ以上のテクスチュアからなる音楽のようです。

ちょっと難しいです。

やっぱりノートル・ダム楽派はペロタンから始めたほうが良いのかも…。
posted by まうかめ堂 at 17:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 「まうかめ堂」の日記

2005年12月17日

サーバトラブルでデータが飛びました。

昨日(12月15日)、「まうかめ堂」で借りてるサーバでハードディスクのトラブル があり、RAIDであったにもかかわらず二台とも同時にポシャったため、データが一週間前に戻ってしまった、ということがありました。(なんか大昔のUNIXで管理者がバックアップをミスったときみたいです。)

「まうかめ堂」に関しては、全てのデータが手元に取ってあるので大過はなかったのですが、「すたんこ日記」がまるまる一週間分飛んでしまったのが非常に残念でした。(折角ここのところ毎日書いてくれてたのに…。)

ちょっと運が悪かったです。

自分で書いたものは全て手元に残すようにしてるのでよいとして、またBBSへの書き込みもメールで転送されてくるのでよい…だけど、「すたんこ日記」は穴場でしたね。まめにバックアップとらなきゃいけませんね。それともCGIを改造してメールで転送するようにするとか…。
posted by まうかめ堂 at 02:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 「まうかめ堂」の日記

2005年12月01日

月例アクセス解析

月初めになりましたので、先月11月のアクセス集計の結果についてひとこと言いたいと思います。

「アクセス集計 2005年11月」

まず、MIDI も楽譜も、アクセス数が急に伸びました。MIDI, mp3 のトータルが3600近く、楽譜の方は1700超といずれも当初(8月)の2〜3倍近くになっています。

よく内訳を見ると海外からのアクセスが急増しており、もっと言うとそれはヨーロッパからで、さらにもっと言うとフランスからのアクセスでした。

これは、フランスの中世音楽サイト

Instruments pour jouer les musiques du moyen age

がリンクを貼ってくれたときからのようで、ダウンロードソフトかなにかでガリガリまるごと持っていく人が何人もいたためのようです。

しかも、あるときには「スタンコ日記」に対して、1754年の1月から2257年12月の日記まで持っていこうとした人がいて、この日のスタンコ日記の CGI へのアクセスは 13000を越えました。しかもフランスからです。

サーバへの負荷を考えると、さすがにこれは歓迎しかねますね。

さて、MIDI, mp3 のランキングは、再び Sumer is icumen in が一位に返り咲きました。さすがに超有名曲、本当に強いですね。MIDI data 自体はたいしたものではないんですが…。

二位は Ciconia の La fiamma del to amor の mp3. これはなかなか好反応で良いです。

Roman de Fauvel の三曲への反応はイマイチだったようです。
たしかに、MIDI だけ並べられてもよくわからないかもしれないというのはあります。

それから、「まうかめ堂」に到達する検索文字列については、「モンセラートの朱い本」のまだ作ってない曲、例えば Cuncti simus concanentes, ad mortem festinamus, polorum regina で来ちゃう人が最近とみに多いです。

全曲パッパと作るつもりが、ずっと in preparation になってるのでこうなるのですが、これについてはちょっと考えましょう。

posted by まうかめ堂 at 13:53| Comment(2) | TrackBack(0) | 「まうかめ堂」の日記

2005年11月26日

「まうかめ堂日記」を引越しました

サーバを借りている「さくらインターネット」でブログサービスの提供が始まったので「まうかめ堂日記」をこちらに引っ越すことにしました。
posted by まうかめ堂 at 20:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 「まうかめ堂」の日記